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心を枯らさないために美術館に行った

ひろしま美術館のカフェからのながめ


3月で退職した。思ってもいなかったことなので、なんの準備もなかった。収入がないので、とりあえず出ていくものを減らそうとした。

しかし美術館と病院だけはしっかり行こうと思った。



前にも無職になったことがある。そのときには自分が許せなかった。劣等感だらけで自信がなかった。自分を否定した。一人前ではない気がした。負い目があって、人と会うのもやめてしまった。いつもイライラしていた。

それからコロナ禍のとき、美術館に行けなかったのが自分の想像以上につらかった。こんなにもダメージを受けるとは思ってもいなかった。

これら二つのことから、「美術館に行こう」と決めた。日々の小さなお楽しみは削っても、これだけは死守しなければならない、と強く思った。

今振り返れば、数年前からメンタルは黄色信号で、2023年春から赤信号が灯っていた。今年の3月末の10日間で大きなダメージをくらった感覚もあった。


その時点ですでに美術館の前売券を2枚購入していた。今後のことを考えて、手持ちの中から「美術館用の資金」を抜いて取っておいた。きっとコラボメニューも食べたくなるだろう。その分も、ちょっと足りないかもしれないけれど含めた。


そのあと、「日々の小さな楽しみ」もないとカスカスになるので、「控え目にする」くらいに緩和した。

美術館には思う存分行った。コラボスイーツも食べた。満足した。

メンタルのダメージは思いのほか深く、これにも驚いた。よくがんばったなぁ、と思う。


ちょっとした臨時収入があったので、来年用の「美術館用の資金」をまた作った。



先日、ひろしま美術館で「白の魔法」を見て、コラボケーキを食べた。そのときに「心を枯らさないために美術館に来たなぁ」としみじみ思った。感謝の気持ちと自分を褒めることばが出てきた。

よかった。



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大晦日は一気にいろいろやった。なんとか自分がしたいと思っていたことはできた。無事に年が越せそうだ。

たくさんたくさんありがとうございました。


Kyrie  2025/12/31


■本日の写真

2025年に美術館や博物館で撮った写真。これまでもブログやnoteにいっぱい使ったから、そんなに残っていなかった。撮影不可の場合もあるしね。