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初めてのベアフットシューズ / GRIPDROP COVER



ベアフットはくまさんの足ではありません。裸足、あるいは素足という意味です。

はいていても裸足のような感覚で歩ける靴です。


私の足の小指は左右とも寝指です。ネットで見たものをまとめると、足裏のアーチが崩れているため小指側に力を入れるため、だんだん小指が外側に傾いている、らしいです。


前の仕事の最後の2年間は、どんどん元気がなくなり休みの日は一歩も外に出ないことも少なくありませんでした。旅には出ていましたが、最後の1年は本当に動けなくなっていました。

またその2年は異動と担当替えのため、それまでより身体を動かすことが少なくなり、気がつけばうまく歩けなくなっていました。なんだか「しっかり大地を踏みしめて歩いている」感覚が乏しく、立っていても身体がぐらぐらしている感じでした。

NHKのお役立ち番組で転倒防止のため、足指をグーパーする動きを薦めていました(足の握力をつけよう、という内容)。私は全然指が動きませんでした。もともとあまり動きがよくなく、足指のじゃんけんではチョキができません。

そこからお風呂でまずはグーから動かすことを始めました。足指が申し訳程度に縮こまるくらいでした。パーはできないので、足指の間に手の指を差し込んで足首を回したり、隣り合う足指2本を持って開いたり前後に動かしたりもしました。するとちょっとずつ「なんとなくパー」ができるようになりました。

しかし、寝指の改善にはいたりませんでした。


そんなこんなで調べたり、おすすめ動画を見てみたりしていると、漫画家の山田玲司先生がご自身のYouTube番組でベアフットシューズについて少し触れていらっしゃる場面がありました。

そういう靴があるのは随分前から知ってはいました。確か糸井重里さんが「これがいいんだよ」と薦めているのをほぼ日のサイトで読んだ記憶があります。

しかし、広島では入手できないし、糸井さんが薦めていた靴のデザインは私の仕事には不向きだと思い、そのままにしていました。


今回、玲司先生がベアフットシューズについて書かれたnoteもSNSで紹介してくださり、興味津々の私はネットで調べてみました。すると広島にもベアフットシューズを取り扱っているお店があるじゃあないですか!

靴は実際にはいてみないとね!

開店する曜日と私の都合の合う日を考えて、訪れました。



お店に行くとベアフットシューズとゼロドロップ(靴のソールは一般的につま先が低く、かかとが高くなっています。ゼロドロップはその高低差が0。ぺたーんと平たいそうです)との違いを説明してくださり、私がどっちの靴がほしいのか、なにがしたいのかを確認されました。

そして足の大きさを測ってもらいました。足の大きさは23.0cmくらい。しかし足幅は足の大きさに比べて広いそうです。

そうなの!そうなんです!!!

いつも足の小指に靴擦れができていました。ヒールのある靴はたとえ3cmの低いものでも事前に小指に絆創膏を貼っていました。

スニーカーを買うときでも足の大きさに合わせると幅が合わず、ワンサイズ大きいものを選び、靴紐をぎゅっと締めるかソールで調整することを薦められました。


GRIPDROP COVERを最初にはかせてもらいました。ゆるゆるで締め付けられません。わーい!

他のメーカーのものも試そうとしましたが、自分にぴったりのサイズの在庫がありませんでした。そこでゼロドロップシューズも試しましたが、窮屈であまり気持ちよくありませんでした。

なので、GRIPDROP COVERを買うことにしました。ほかの色もありましたが、試着ではいたしましまがかわいかったのでこれにしました。


この靴は店長さんが作っていらっしゃいました。最初、小学生でも外反母趾の人が増えているため、こどものために作ったそうです。そのあと「大人用も作ってほしい」という要望に応えたそうです。

お会計をしながら、はくときの注意点とお手入れの仕方などを教わり、説明書もいただきました。


お店を出て、ちょっとだけ海と船を見たあと、早速私はベアフットシューズに履き替えました。タグ?大丈夫、あたいはちびビクトリノックスを持ち歩いていて、それに小さなはさみがついているのです。

ソールが薄いので、足に負担がかかるので短い時間から徐々に慣していくように言われました。「へー」と思っていましたが、ソールが薄いので、つま先がよく曲がるのです。つま先立ちをするとき、足指のところで曲がりますがスニーカーではまずはそこそこの厚みのあるソールがあるし、靴の上部もしっかりしたつくりで紐もあるので、そこまで曲がりません。なのにベアフットシューズだとびっくりするほど曲がるのです。

すごーい!すごーい!!

大感動しながら、ちょっと歩きました。小指が擦れません。痛くありません。とっても嬉しい!

水濡れOKと聞いていました。ソールがぺたんこなので水がしみやすいので雨と雨上がりには気をつけるように、ただし水濡れ前提ではくのは全然問題ない、と言われました。

一見ソックスか保温のための室内履きのような雰囲気のせいか、すーすーします。防寒はあまりできそうにないかもしれません。もうちょっとはいて確かめてみます。


短時間ではいて、足に違和感がありませんでした。しかし夜になると、足裏の特に外側がじんじんします。小指の寝指は足の外側に重心をかけてしまうためにおこります。それを実感しているのかもしれません。

こういったことも試してみなくちゃ。

さっと慣れていっぱい歩けるようになるといいな。楽しみです。



GRIPDROP COVER 新色追加!

GRIPDROP COVER 新色追加!

大変お待たせ致しました。諸事情により大幅に遅れておりましたGRIPDROP COVERの新色発売ですがようやく開始することができました。今回追加は3色。足指部分が非常に広く作られており、ミッドソールを排除した本格的なベアフットシューズ。アウ...


※お店に行くときには、Instagramなどで開店する日を確認するほうがいいです。


■本日の写真

購入したGRIPDROP COVER【Gray Border】と海と船と赤いもの。