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休日のアールグレイ



朝は紅茶を飲む。お手頃のダージリンのティーバッグと適当にミックスしたスパイスを急須に入れ、スキムミルクの入ったカップに注ぐ。

休日はダージリンではなくて、アールグレイになっている。


フレーバーティーは自分では買わないが、いただくことがある。ちょっと上等なものをいただいたとき、これを慌ただしい日常の中で、番茶のようにごくごく飲むのはなんだかなぁ、と思ったときだった。

そうだ、休みの日にゆっくりゆったり味わいながら飲めばいいんだ。

と思いつき、以後、そうすることにした。


しばらくするとフレーバーティーはなくなった。お休みの日もお手頃ダージリンだ。いつもに戻っただけだった。なのに、なにか物足りなくなってしまった。ちょっと寂しく感じた。

短期間だったのに、それに慣れていた。


これまでだと「ま、いいか」とそのままダージリンを飲んでいたが、今回は譲れなくなっていて、お手軽アールグレイを買い、休みの日に飲んでいる。

朝、アールグレイのティーバッグを選ぶとき「ああ、今日はお休みなんだなぁ」とよりしっかり実感できるようになった。嬉しいな。


■本日の写真

紅茶の写真のいいのがなかったので、「紅葉」の写真を選んでみた。ラッキーにもチャンス到来し、ライトアップに駆け込めた。今年は諦めていたので嬉しかった。