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蜂との戦い



4月のGW2日目。

朝、洗濯物を干していたら違和感を覚え、視線を上げた。

ぎゃ!アシナガバチが巣を作っている!!!


ひとり暮らしを始めて間もない頃、洗濯物に紛れていたハチに夜中刺されてすごく痛くて怖かったことを思い出し、泣きそうになりながら対策を立てる。

家にある殺虫剤を集めてみたが、いにしえの、それも「ハエ・カ」用だった。ハチに効くのか?!

巣はまだ小さく、女王蜂であろう大きなハチが一匹、せっせと巣を作っている。

大きくなったらことだ(大きくなったら大変だ、の意。方言なのか古い言葉なのかは不明。祖母が使っていた)。早めの対策が必要不可欠だ。


殺虫剤があてにならないので、夜、巣を落とすことを考えた。しかし家族が「今、落としてもいいんじゃないか」と言いだし、幸い出入り口付近に巣があったので、なるべく窓を閉め、クイックルワイパーでつっつき巣を落とした。

すぐに窓を閉め、日中を過ごした。

しばらくは大きなハチは巣があったところに留まっていたが、やがて姿を見せなくなった。


日が暮れて、私は脚立を持ち出し、巣が作られていた土台(?)をものさし(定規)でこそぎ落とした。

そして巣を拾った。


灰色の小さな巣には、すでに小さな白い卵が産み付けられていた。

すまんな。私にも守るものがあるのだよ。


一日中、怖くて心がずっとぞわぞわしていた。

今も落ち着かないので、ソフトクリームの写真も載せておく。