YouTubeで亀梨さんがアメリカンなドーナッツを食べているのを見た。ドーナッツマシーンで作った揚げたてのドーナッツはとてもおいしそう。
私の思い出のドーナッツは、こどものとき、おうちで作っていたドーナッツだ。
その頃のドーナッツは気軽に買えるものではなかった。また、オーブンどころか電子レンジもないおうちだったので、クッキーやケーキを焼いたことはなかった(トースターはあった。クッキーやケーキは大人になってから焼いた)。
土曜日も働いていた母は、大体日曜日の午後、ドーナッツの準備を始めた。それもそんなに再々ではなかったので、私と弟にとっては一大イベントだった。
何を入れていたんだろう。ホットケーキミックスに牛乳を入れて混ぜ、手でこねられるくらいの固さにしていく。
そのあとは生地を三等分にし、3人それぞれが粘土のようにいろいろ作品を作っていく。
わっかのドーナッツはにょろにょろと細長くして、端と端をくっつける。大概、これは揚げているうちに剥がれてしまう。
まん丸い作品は「火が通らないので却下」された。
ねこや怪獣を作り、目や鼻、その他のパーツを貼り付けていくがこれまた剥がれていくことが多かった。
どれがどれだかわからなくなる!と私と弟は不安と怒りがこみ上げてくるが、母は「これがあれの目よ」と網じゃくしですくってくれる。
しかし油を切るための紙を敷いたバットに入れられ、その後新しい紙を敷いた皿に移されお砂糖が振られる頃には、どれがどれだかわからなくなっている。
牛乳と一緒に3時のおやつ。さくさくのドーナッツ。お皿の底にたまった砂糖を弟と奪い合う。
一気に全部食べられないので、翌日に食べるがもうあのさくさくは残っておらずしょんもり。
多分、卵は入れていないと思う。お砂糖もグラニュー糖というしゃれたものはなくて、普通の砂糖(上白糖)。でも楽しかったんだよなぁ。
今でも作ろうと思えば、作れると思う。
だけどあの思い出にはたどり着けないと思うので、今のところそっとしている。
■亀梨和也さんが食べた美味しそうなドーナッツ
■本日の写真
2024年11月に東京で夕食を食べようとお店を探しているときに見かけたドーナッツやアメリカンな感じのクッキーを売っていたお店。
その店の系列と思われる店ででかでかハンバーガーを食べたら、もうなにも食べられなくなってしまった。ならば買って帰って翌朝食べてもいいな、と思っていたらお店は暗くなっていた。写真だけそっと撮って立ち去るしかなかった。
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