今年の梅雨は短く、雨期を実感することはなかった。
それから雨はあまり降らず、今週見た三次の馬洗川もびっくりするくらい川底が見えていた。暑い日々、熱帯夜が続いた。「子どもの頃はこんなに暑くなかったのに」という会話もこれまで何度も繰り返した。夏でも朝はひんやりした空気はあったし、夕立もあって制服を何度もびしょびしょにして親に怒られていた(土砂降りの中自転車爆走。帰宅して少ししたら止む、のが大体いつも)。
昨日から今日にかけて雨がひどく降った。九州からどんどん北上し東に移動してきた。警報が出され、低い土地では警戒レベル3となり高齢者等避難指示も出された。
スマホは短い時間に何度も通知音が鳴り、JRのアプリは運転見合わせの通知を何度も何度も鳴らした。
こちらでは「暑い。少し雨が降れば涼しくなりそうなのに」とぶつぶつ言っているのに、別の場所では大雨のせいで浸水していたことがあった。
「なべて、なべて」と私はよく言っていた。
多分、方言だと思う。それもちょっと古めの。
「なべる」の意味は、私の中では「広げて平らにする」感じだ。
例えば、ぬか床をかき混ぜたあと、でこぼこをなくして表面を平らにするでしょ。あの感じ。
どこか狭いところに大量の雨が降るのではなくて、雨の範囲を広げて、雨が足りないところが潤うように、雨がひどく降っていたところはほどほどの雨量になってほしい。と思っていた。
こちらではまだまだ予断は許さない感じ。何事もありませんように。
今夜はスマホの充電をがんがんに決めて寝ます。
■本日の写真
2025年春の広島。せっかくここまで来たんだもの。壊されたくない。
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