村上隆の「いい！」がいい

アーティストの村上隆さんのYouTubeを見た。

よく見ているYouTubeチャンネル「山田玲司のヤングサンデー！」でMCをしている奥野晴信さんつながりで見た。内容は川端康成の『雪国』はラノベじゃないか、というものだった。

奥野さんは不思議な人であり、日本の近代文学と日本画に詳しい。

どういう経緯かわからないけれど、ヤンサンで村上さんをゲストに村上さんの個展について会場の美術館で話したり、日本画について話をしたりしていて、それつながり、みたいだ。

詳しいことは動画を見ていただくとして、その中の村上さんの「いい！」がいい！

山田さんや奥野さんが持論を展開していくのを村上さんが聞いていくのだが、村上さんがいいと思うことに対し、多少は自己演出もあるのかもしれないけれど、村上さんはちょっと大げさに大声で「いい！」、「いいね！」と言うんだ。

山田さんも奥野さんも「世界的なアーティスト」と紹介しているので緊張感漂う中、あれだけ肯定されたらお二人ともなんだか嬉しくなっちゃって。「え、そんなに？いいですか？」と聞いてしまうくらいだけど「いい！」と村上さんは肯定し、なぜいいのか理由も述べてくれる。

のちに山田さんと奥野さんは自分たちの動画内でも「いい！」と真似っこしちゃうくらいだ。

あんなに全力で肯定されることってないよなぁ、と思った。そうされたら私だって嬉しくなるだろうなぁ、と思った。

わざとらしさやいやらしさなく、大声でなくても「いいねぇ！」としっかり言っていきたいなぁと思った。できたら村上さんのように全力で肯定できたら素敵だよねぇ。