今日はカミーノの日。
カミーノとはこの場合、スペイン巡礼を指す。
2006年5月に私は初めてのソロの海外旅行で、スペイン巡礼に行った。
私の記憶が正しければ、9日に日本を出て、9日にフランスに着き、10日に巡礼の出発地点に到着し、11日から歩き始めたような気がするが、このあたりが曖昧だし、どこからを「私の巡礼の始まり」にしたらいいのか、決めきれず「5月10日をカミーノの日」と勝手に決めた。
もちろん巡礼にノートを持って行き、日記のような記録を残しているが、まだこわくて帰国後、1度だけブログに書くためにざっと読んだが、それ以降、一切触れていない。もう何年経つんだろう。なぜか避けている。
きっと来年も同じようなことをブログに書くかもしれない。
写真のホタテ貝は、カミーノにおいて「巡礼者の印」として赤い大きなザックにつけたもの。
■途中で文章を書くのが難しくなり、淡々と写真が並んでいるキリエのスペイン巡礼ブログ
ちなみに、上記で登場したカミーノブログは削除してしまって、今はない。
Kyrie on Camino de Santiago 2006
広島のキリエが歩いた2006年のスペイン巡礼の写真ブログ。
ほぼ日手帳の読み物として、日記についての対談があった。対談者のおひとりの古賀及子さんのお話していることや、ネットにある古賀さんの日記を読んで、面白かった。
このブログは「日記」と称していながら、いろいろひとりよがりの部分が多くて、自分では面白いのかどうかわからない。興味関心を引く内容になっているのかもわからない。自分を客観視するのがどうにも苦手だ。
古賀さんの日記はとても面白い。私の中の「面白い」と感じる要素のひとつとして「流れ」があるものにひかれるのだけど、古賀さんの日記には「毎日の生活の流れ」があって「いいなぁ」と思う。

index - 日記のはじまりは、いつだってDo! 古賀史健×古賀及子×糸井重里 - ほぼ日手帳マガジン - ほぼ日手帳
「日記はいいよ」と実感を持って語れる、古賀史健さん、古賀及子さん、糸井重里による日記がテーマの座談会。日記を気軽に続けるキーワードは、いつだって「Do」!

連載エッセイ|5秒日記 - 北欧、暮らしの道具店
【北欧、暮らしの道具店】「日記は1日のことをまるまる書こうとせずに5秒のことを200字かけて書くと書きやすい。日々をすごしたっきりにして忘れてしまう贅沢もすてきだけれど、私は貧乏性だから、家のちょっとした瞬間を残して覚えてわかっておきたいと思うのです」 エッセイストの古賀及子さんと、高校生の息子、中学生の娘の3人の暮らしの様子や、自身の心の機微を書きとめる日記エッセイ。月一更新でお届けします
お店で「スイスチャード」なる野菜を見かけた。私は「え?おまえ、ふだんそうだろ?なにスカした名前になってんだよ」と思った。
しかし私が知っているふだんそうとは見た目がちょっと違う。葉っぱの真ん中の茎はもっと幅広で平べったかった。こんなにほっそりしていなかった。赤い葉脈はもっと太くてごわごわしていた。おじいさんの手の甲の血管みたいに。黒に近いような緑に赤紫の強烈な茎の色の取り合わせはなんだか強烈で、恐ろしかった。
祖父母が作っていた野菜のひとつで、八百屋やスーパーではほとんど見かけたことはなかった。うちでは大体、母がごま和えにしていたのでそれしか知らない。
久しぶりに出会ったが、もしかしたら別人かもしれない。私はこの野菜を買った。名前は店頭で覚えられなかったので、帰宅後、Google レンズで調べた。やっぱりふだんそう(不断草)だった。
いつも通りのごま和えにしようかと思ったが、Google レンズ先生はついでにレシピも表示してくれたので、その中の炒め物にしてみることにした。かつて食べた強烈な茎の歯ごたえとにおいはなかった。見た目通りの華奢な感じだった。
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