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そこには公衆電話があった

 





大きめの施設や公共の施設やちょっと前の施設に、小さな空間がある。公衆電話が設置されていた場所だ。多少のプライバシーが保てるようにすみっこで、完全オープンではなくて、少し囲まれてる。

今はなにも置かれていない台を見て、「そうかぁ。公衆電話自体見なくなったなぁ」と思った。

スマホやケータイが使えない事態、例えば災害が起ったときのために普段から公衆電話の位置と必要な電話番号を覚えておく、あるいはメモしておくように。とも言われるけれど、そもそも電話ボックスが見当たらないしなぁ。


今では意味をなさなくなった空間にちょっとだけ、魅力を感じる。

それも小さな空間。かくれんぼとかちょっと一息とかつけられるとなおさらいい。そんなところで一休みするのが好きなんだ。

公衆電話の空間がそれには当てはまらないけど、なにかいい使い道がないかずっと探ってる。

今のところごちゃつきやすいバックパックの中の荷物整理に使うくらいだな。