去年(2023年)12月に標準装備されたiPhoneのアプリ「ジャーナル」をどうこう言いながら、ほぼ毎日なにかしら書いている。
ちなみにそれまでも、
- ほぼ日手帳weeks
- ほぼ日5年手帳(連用日記のようなもの)
- ピクミンブルームのライフログ
にちまちま書いていて、結局ジャーナルにも似たようなことを書いている。4回も書く必要があるのかな、と思いながらもなんとなく続けている。
多分、ジャーナルを続けることでAppleが提案しようとしている「心身の健康」にどんな影響があるのかが知りたいのだと思う。自らを使い、実験だ。
このアプリがリリースされたとき、Appleからそのような旨の説明があったが、「手帳術」のような「こんな効果があります!」と具体的なことは書かれていなかった。そこが知りたいんだよう。
ジャーナルは紙の手帳や日記帳とも、簡易ログしかとれないピクミンブルームとも、当然だけど全然違う。ジャーナル以前からあった「One Day」というアプリを利用していたユーザーからすると、ジャーナルは物足りないようだけど、6月くらいになにかしら大がかりの変更があるらしいので、そこに期待。
私はOne Dayを使ったことがないので、ジャーナルだけでも十分だ。
ライフログをこれまでのアプリなどでやろうと思えば「メモ」機能で残すことはできたかもしれない。
でも、ジャーナルはもっと気軽だ。
「提案」として、自分が撮った写真や、位置情報による「今日、ここに行きましたね」とか、お散歩しましたね、4200歩です、などを示してくれる。
気が乗らなければ、その提案に何もこちらが書き加えることなく保存できる。
動画も、音声でだって記録できる。
紙の手帳や日記で、私はずっと写真やイラストが入れたかった。そのためにCannonのiNSPiCという、画質はすこぶるよろしくないが印刷すればシールになる小さなプリンタも買った。しかし、私は「書く」ことに重点を置き、とにかく「文字で表現する」ことがしたいので、ちまちまiNSPiCを印刷して、必要ならカットし貼る、という過程を待つことができない。とにかく書きたい書きたい書きたい。筆記用具を動かして文字が書きたい。
なので、遅れて(それもひどく時差が生じる)印刷して貼ることもあるし、面倒になってそのまま過ぎてしまうこともある。
しかしジャーナルなら、それは簡単なこと。まるでSNSに投稿するみたいに気軽に放り込める、という感じがいい。
それでも紙に書いてしまうのは、自分の気持ちを吐露したり、万年筆のインクを眺めて「かわいいなぁ」と思ったり、うきうきとスタンプを押しシールを貼ったりするのが好きなんだと思う。これは「記録する」以外のお楽しみがある気がする。
ジャーナルにも不満があって「俯瞰でながめられない」というのは、ちょっと息苦しい。
なにごとも、私はどこか「俯瞰でながめる」ことができないと、なんだか落ち着かないことがある。
例えばどこか目的地があって、現在地からそこまでを1回、ぶわっと俯瞰で眺めてから細かいところが見たい。ざっくり全体を把握する、というか。なにかそういうの。
記録の手帳だと、Yearlyのページ、ですかね。あるいはマンスリーでもいいや。そういうのが見渡せると落ち着く。
ジャーナルは今のところ、そんなふうにできないんだよなぁ。私が機能を知らないだけかしら。
あと、面白いのは「提案」の中に「ブログネタ」みたいに「お題」が提示されるけど、「これまでの人生」や「自分の哲学」みたいなことを問われる項目があってさ。
ちなみに今提案されているお題は
- 最近のモーメントを振り返って、楽しく過ごした瞬間について書いてみましょう。
- 好きな作品は何ですか。またその理由は何ですか?
- 今日やることに意義があることは何でしょう。それにはどんな意義があるのでしょう。
こんなこと、考えて文章にしたことがないよ!
リリースされてすぐ、じゃなくて、実際に2~3か月使ってみてどうだったのか、他の人の感じたことが知りたいな。と思う。
「こんな変化があったよ!」とかも見たいなぁ。